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Channel: スポーツナビ+ タグ:アルフレド・シモン
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和田デビュー、チェン高評価、O's NYYに快勝ほか

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いい材料もあれば懸念材料もあり、そう悪くもないけど不安もあるオリオールズのスプリングトレーニングですが、今日は今春初対戦のNYYに6-3と快勝。これで戦績は6勝7敗4引き分けとなりました。いくつか話題をひろっていきます。◎和田、OP戦デビュー左ひじの張りで出遅れていた和田毅が、今日(現地18日)のブレーブス戦(スプリットスクワッドで、ATL戦はデーゲーム)でデビュー。4回2/3、1失点でまとめた先発のハメルのあとをついで(いや、正確には1人はさんでますが)登場。6回7回を1安打1失点3三振に抑えました。報知の記事がくわしかったのでリンク貼っておきます。動画もひとつ。和田というよりもO'sのトッププロスペクト、マニー・マチャドメインですが、7回のショートゴロの場面です。リック・アデアピッチングコーチのコメント「腕の振りがすばらしく速い。しかも変化球をストライクとしても、ボールゾーンの振らせる球としても投げられる。自信を持って投げているね。小柄だが打者にとっていやなタイプの投手だ。見ていて楽しかった」バック・ショウォルター監督のコメント「不安げなそぶりがなく、散歩にでも出かけるような雰囲気だった。新しい環境に飛びこむとき、それは大切な第1歩だ。初登板というのは、いろいろ難しいといわれているからね。そういう意味でもすばらしかった。日本で成功をおさめてきた理由がわかるよ」大切な戦力になってくれそう。故障に気をつけて実力を発揮してほしいです。◎チェンも順調昨日(現地17日)のBOS戦で先発、5回に3ランを打たれたものの4回まではスイスイ無失点。けっきょく5回6安打3失点、1四球3三振でした。また、アデア投手コーチに見てもらって練習を重ねたという牽制で2人刺してます。監督も「投げるたびによくなっている。今日は非常によかった」と褒めています。チェンの記事は日本のスポーツ紙にはほんの少ししか出ないので(台湾の選手だからってことなんですかねえ。ひどいわ。チェンのファンだっているでしょうに。)オフィシャルサイトの記事リンクを貼っておきます。 MASNのロック・クバトコ記者がチェンについておもしろいことを書いていました。「チェンがメジャーの環境に適応するさまは見ていて楽しい。もう何年もアメリカにいるかのように、クラブハウスに溶け込んでいる。チームメートとふざけあい、背中をポンポンたたき、相手のジョークに笑う。……自信に満ちたふるまいを見せ、おどおどしたり、勝手が違って困ったりする様子はみじんもない。しじゅう通訳といっしょにいることもなく、周囲になじんでいる」考えてみたら、日本もチェンにとっては異文化だったわけですからね。その中で言葉をおぼえながら技術を身につけ、成功を収めたのが大きな自信になっているのはまちがいありません。楽しみです。◎ジョーンズ、ウィーターズがOP戦1号ふたりとも今季中軸の期待がかかりながら、OP戦ここまではちょっとバットが眠っていたのですが、今日のNYY戦で1回にイアン・ノバからまずアダム・ジョーンズが3ラン。さらにひとりおいてマット・ウィーターズもソロホームラン。どちらもOP戦1号、ウィーターズにいたっては今春3本めのヒットでした(^_^;; これを機にふたりのバットが開幕に向けてあたたまってくれますように。ただ、バットが眠っていたウィーターズも、昨年GG賞の肩は健在で、OP戦ですでに6つの盗塁阻止。今日もヌネスとウィリアムズを刺し、ワイズを牽制でアウトにしました。オフにバックアップ捕手としてTEXから獲得したテイラー・ティーガーデンが腰痛で開幕に間に合いそうもなく、マイナー契約のロニー・ポーリーノはビザの問題で先日ようやくキャンプに到着したばかりなので、開幕当初、ウィーターズにかかる比重はかなり大きくなりそう。故障しないでがんばってほしいです。つづいて心配な材料を。◎ザック・ブリトン、左肩痛再発。シモンも股関節痛。ブリトンは、先週木曜日にマイナーの試合で2イニング投げたあと、オフに悩まされていた肩痛が再発したとのこと。ここまで慎重かつ順調に調整を重ねていたのでとても残念。骨や腱ではなさそうだけど、昨年からひきずっているものだけに心配です。昨年、マトゥスが急仕上げしてけっきょく年間を通して一度も満足なピッチングができなかったということもありますから、ここははやる気持ちを抑えてしっかり治してほしいところ。さらに、きょうNYY戦に先発したアルフレド・シモンも股関節の張りで2イニングで降板。こちらは軽傷と本人は主張してますがどうでしょうか。ただ、昨年はマトゥスが開幕アウトになった時点で、もうローテがかつかつの状態になってしまったわけですが、今年はいちおうアリエッタ、チェン、マトゥス、ハメル、和田、イブランドと頭数はそろってるんですよね。あと背中の張りで少し出遅れたトミー・ハンターと、相変わらず安定感には欠けながらも光る物はあるティルマンもいますし。とりわけマトゥスが先日のエントリのあとも好投を続けているのが大きな希望の光。開幕ローテ、どのような構成になるか楽しみです。◎上原が心配最後に、いつもながらLast, but not least で(しかもオリオールズではなくレンジャーズですが)上原の話題を。数字をひっぱってきてもしょうがないのでざっくりとですが、ここまでOP戦、全試合で失点。本人もフォームを見失った状態と述べていて、ちょっと(いや、とても)心配です。キャンプ初日のフリーバッティング登板のあたりは、納得のストレートを投げていたと思うのですが、どこかで迷路に入りこんでしまったような。キャンプ、OP戦ではとにかく「ケガをしたくない」というのが大命題になるので、古傷をかかえるハムストリングが気になって、イマイチ踏み込めないというのも大きいかもしれません。実戦派の上原なので、本番のアドレナリンがめぐってくれば、とも思いますが、いかにオープン戦とはいえどもそろそろ自分で納得のいく結果を出したいところでしょう。ただ、どこかに痛みがあるわけではなく、フォームがしっくりきていないのが不調の原因のようなので、どこかでカチッとかみ合えば一夜にしてがらりと変わる可能性も大。本人もブログで「最後のバッターの一球だけが満足。これがいいキッカケになってくれれば」と記していますので、なんとか次戦では納得のいくピッチングができるよう願っています。がんばれ!それにしてもピッチングって(バッティングもですが)ホントに奥が深いですね。ふぅ。

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